永遠dream

「レイさ・・・・・・」

私たちは引き裂かれるように自分の席に案内された。
レイはヴァンパイア席、私はハンター席に。

そういうことなんだろう。

ハンターの血筋は俺らのものだと、ヴァンパイアとは相塗れないと・・・

空っぽの心でそれをレイに見せつけてる。
会場の空気がレイを嘲笑っていた。
それに気づいていながらも、レイは無関心そうに振舞う。

悔しかった。

ハンターの人間は何をしているのだろう。
レイはこんなにも気持ちを抑えて従っているというのに。
真の平和を、共存を望んでいるというのに。

私は服の裾をぎゅっと握った。

泣きそうになったそのとき、レイに言われた約束を思い出す。

悲しい時、悔しい時、不安な時・・・・・・何かあったらまず深呼吸しろ。

そう言って優しく笑ったレイの顔を・・・

私は大きく息を吸い、ゆっくりと吐いた。

頭にすっと風が通り、自分の命の音が穏やかになる。
頭が冷えて、体の力が抜ける。

そのおかげで私は気持ちを切り替えることが出来た。

私がするべきことは・・・・・・?

そういえば私は何も聞かされていない。

「ねぇ、私は何をすればいいの?」

私は可憐さんの服を軽く引っ張ると、小声で聞いた。

「本日は傍聴のみでよろしいかと。」

彼女は一切表情を変えないまま答えた。
いつも通りなそこに安心を覚える。

「うん。わかった。」

席順も一番端。
よくよく考えたら何もするなと言われているようなものだった。

それに、そう言われるのは仕方がない。
私はこの世界の知識が少なすぎる。
この世界じゃ私なんて赤ん坊とそう変わらないのだ。
そんな人の話に耳を傾けてくれる人なんていないだろう。


私は改めて自分の無力さを知った。