センパイの背中






少し面倒臭いと思っていた野球観戦も、瞬く間に終わってしまった。

「せなー!見に来てくれてサンキューな!」

「いえいえ!それより、智也!凄かったね!…あのキャッチャー!」

「うぇっ!キャッチャー!?俺じゃなくて!?」

「あ!智也も凄かったよ!」

「うん…、そのおまけ感悲しい…」

「ごめん、ごめん!それより、わたしね!決めたよ!」

「何をだ?」

「高校だよ!高校!智也と同じとこ行く!」


こうしてわたしは、志望校を智也の通っている高校に決め、猛勉強しました…!