ピンポーン ピンポーン


それから人形の事などとっくに忘れていた7日後、また家に一人で退屈していた私の耳に玄関のチャイムの音が聞こえてきた。


誰だろう?今日は誰とも約束なんてしていないし、家族だったらチャイムなんて押す人などいないだろう。


不思議に思いながら私は一階に降りて玄関まで歩いていった。


「はーい!どなたでしょう?」


『すみませーん宅配のものです。お荷物お届けに参りました!』


荷物、、?なんだろう。お母さんが化粧品でも頼んだのかな?


そう思いながらもおもむろに玄関の扉を開け、荷物を受け取る。


私は商品名をみて、やっと思い出すことが出来たのだ


そう、『ノロイニンギョウ』だった。


私は商品名を確認するなり階段を駆け上り、自分の部屋に入るなりダンボール箱の封をといた。