齢19歳の珍しいオレンジ色の髪とオレンジの瞳を持った人･･･。か、れ、は、身長180センチで体つきは華奢だ。女の子に見えなくもない容姿。彼は、訳あって10歳のから旅をしている。
「ふぁー。」
大きなあくびをした彼は後ろの方の森にいる銃を持った男がいるのをわかっていて、腰に携える剣の塚を手にしていた。
一瞬の出来事だった。ｷﾝｯという音がした。彼はものの一瞬で弾丸を切ったのだった。
ある日、僕はいつも通り旅をしていた。もう少しでまた、新たな国に着く。そこの国の名はアマテラス王国。僕が生まれた国の隣の国だ。僕の国の名前はリア。お金持ちの国だ。アマテラス王国は、常に晴れている。それは、アマテラス王のおかげだと皆は言っている。


「･･･おじいさん大丈夫ですか？」
僕が歩いているとずっこけている老人がいた。老人はうつ伏せになったまま
「すまぬが、手を貸してはくれぬか･･･腰をぽっくりやってしもうてな。」
アハハと、あどけない顔で見られて手を貸した。老人が起き上がると優しそうな顔で尋ねてきた。
「旅人か？」と。僕は頷き
「あれこれ、9年旅をしてます。」と言うと、老人は首をかしげて
「ありゃ？20歳ぐらいかと思っていたがもう少し歳がうえかの？」と。僕は慌てて言った。
「あ、いえ僕は19なんです。10歳の時から旅をしているんです。」
老人は目をパチッとさせて熱心に僕の話を聞いてくれた。