「おい。起きろ。おい。お前起きないと襲われるぞ。」

俺は、女が怖がりそうな言葉を言ってみた。だが、一向に女が起きる気配はなく、仕方なく揺さぶって起こすことにした。
ゆっくり、ゆっくり女に手を伸ばした。そして、女を触ろうとした瞬間。

「ん・・・。ふぁ・・・。さっむ。ん?・・・きゃー!んぐっ!」

女が起きて、叫んでしまったので、つい反射的に口を塞いでしまった。そして辺りを見回そうとしたとき、「ん゛~!ん゛ん゛!」女が何かを叫んでることに気づき、手を放した。

「ゴホッ!ゴホ。ぐるじがった~。」

そう言って女は俺を見上げた。