私は休もうと思い、近くにあったベンチに腰掛けた。
空を見ると、雪が降ってきた。

「雪…。綺麗…。」

温かいものが頬に滑り落ちた。その瞬間私は堰を切ったように声を上げて泣いた。

「うぅ。あぁぁぁぁ。パパ、ママ。うぅぅぅ。あぁぁぁ。うわぁぁぁぁ。」

涙が溢れ出た。私はその場所で泣き続けた。そして気が付けば寝ていたのだった。