兄は、私に力を使ったが


私の体は、拒絶した



鉛のように重たい体



私は、もう永くないのかも




そう思ったけど



土方さんのおにぎりは、食べれた



兄も大絶賛だった





翌日、また兄が土方さんのおにぎりを

貰ってきてくれた




美味しい







幸せだと、思った






「あ……」


ありがとうと言いたかったけど


言葉が出なかった



「どういたしまして」



それでも、兄に伝わっていた