洗濯を終わらせて、支度をする


山南さんの部屋へ行くと

2番目に謎な人 斎藤さんもいた





斎藤さんは、知らないけど

私は、斎藤さんが浪士組と合流する前に

会津のもとで、見かけている



「よし!出掛けようか!」



どこに連れて行かれるのやら

斎藤さんも知らないらしく、困り顔



「さぁ そこに座って」



と、言われた場所は…


河原の土手


「これに座れ」


斎藤さんが、手拭いを広げてくれた



まったく…



新選組の人たちは、優しい



山南さんも私を元気づけようとしてるんだろうから



「僕が、推測するに
斎藤君は、会津藩からの目付役!!
お福ちゃんは、身なりもいい
行儀作法もいい
どこかのお姫様だね!!」





違った…


勘違いだった…


山南さんは、気になったことを

白黒つけたかっただけだわ




「察しの通りです」




驚いたことに、斎藤さんたら

あっさりと認めた




「お福ちゃんは?」




観念しろ!って、目で見てくる




「ふふっ 良いところで育ちましたが
姫ではありません 残念でしたね?」