「お前と付き合うとかそういうの絶対ないから、ブスだし、俺が好きとでも思ってんの?」

私が珍しく学校に顔を出した帰りに広大くんからの電話で言われた言葉だった。

「愛華のこと好きだからヤったんじゃないの?」
「お前なんか身体だけ」

がきの愛華には全く気づかなかった、利用ということを初めて知った冬の日だった。