荒んだ青春

「愛華〜今日もバイト?学校には行かないの?」

「うるさいな、話しかけないで」

この会話から私の朝は始まる。
どうせこの家に私の居場所なんてないくせに。

私、木崎愛華は高校三年生。世間では受験生なんだけど私には関係ない、部活動で大学に行く予定だったけどその夢もすべてなくなってバイトに明け暮れる毎日だし、家にも学校にも居場所はないし仲間が集まる唯一のバイト先が私の居場所になってる。

高校三年の秋に部活を引退してたまたま求人で見つけたバイトに応募してバイトを始めたのだが、こんなにも楽しくて離れられない職場と出会えるとは思ってなかったし毎日が楽しかった。はずだった。

「愛華、今日会える?」
このLINEが来てため息をつくのももう慣れた。この人の会いたいはヤリたいの合図。わかってるはずなのに
「いいよ〜☆」
こう送るのはこの人が好きだから。