周囲との接触を最小限にとどめる事で、確かに置き去りにされる感覚は多少なりとも息を潜めてくれた。
でもダメだった。俺の考えは甘かったんだ。
一人の時間が増えれば増えるほど、俺はあの日の記憶の残像に苦しめられる様になってしまった。
君との関係が全て終わったあの日から、すでに二年以上もの歳月が経過しているっていうのに、俺はいまだに悪夢でうなされてしまうんだよ。
それこそ、いっそ死んでしまいたいって思うくらいにね。
でも実際に命を絶とうとまではしなかった。
所詮俺にそれをするだけの勇気がなかったっていうのが大部分の理由なんだけどね。
けどこう思ったりもしていたんだよ。
もしかしてこれが無限地獄って言うものなのだろうかって。
これこそが君への冒涜に課せられた報いなのかも知れないってね。
もしそうだとしたなら、俺はそれを甘んじて受け続けなければいけないんだ。
不快な目覚めを繰り返す度に、俺はそんな自己嫌悪に陥っていく。
そして消えることの無い罪悪感を胸にしながら、俺は今日も陽が暮れた時間に仕事にへと出掛けて行った。
俺は今、自宅近くのコンビニで深夜アルバイトをしている。
やっぱり就職っていうのはさ、しっかりとした目的意識を持ってするモンなんだよね。
どこでも良いから就職したい。
そんな半端な考えじゃ、社会人なんて勤まるはずがないんだよ。
俺は一年経たずして会社を辞めた。
きっと社会というものを完全に舐めきっていた罰なんだろうね。
でもそこに後悔は無かったんだ。
先にも言ったけど、俺は孤独に逃げたかったから。だからむしろ真っ当な社会人なんて、俺の方から願い下げだったんだよね。
けど家で一人じっとしているだけじゃ、胸に抱き続ける不快感に苛まれてしまう。
だから俺はあえて人との関わりが少なそうに思えたコンビニでの深夜バイトを始めたんだ。
そして何一つ変化の無い毎日を淡々と生き続けている。
世間的には俺の様な立場の人間をフリーターっていう就労形態で呼ぶんだろう。
ただ俺はそんな肩書きに良い印象を抱いたことがない。
勝手なイメージだけど、人生を無駄に生きている。そんな連中を都合良く一括りにして指し示すのが、フリーターっていう言葉なんじゃないかって思ってるから。
でも矛盾した事に今の自分の身の丈には、それが妙に丁度良い塩梅に感じられるんだよ。
食っていくだけなら困りはしないし、生きていく為の最低限の稼ぎくらいは補えている。
それでいて責任や覚悟っていう大人が所持するべき意志から距離を置くことが出来るんだからね。
だから俺は今の生活にこれと言って不満は感じていなかったんだ。
でもダメだった。俺の考えは甘かったんだ。
一人の時間が増えれば増えるほど、俺はあの日の記憶の残像に苦しめられる様になってしまった。
君との関係が全て終わったあの日から、すでに二年以上もの歳月が経過しているっていうのに、俺はいまだに悪夢でうなされてしまうんだよ。
それこそ、いっそ死んでしまいたいって思うくらいにね。
でも実際に命を絶とうとまではしなかった。
所詮俺にそれをするだけの勇気がなかったっていうのが大部分の理由なんだけどね。
けどこう思ったりもしていたんだよ。
もしかしてこれが無限地獄って言うものなのだろうかって。
これこそが君への冒涜に課せられた報いなのかも知れないってね。
もしそうだとしたなら、俺はそれを甘んじて受け続けなければいけないんだ。
不快な目覚めを繰り返す度に、俺はそんな自己嫌悪に陥っていく。
そして消えることの無い罪悪感を胸にしながら、俺は今日も陽が暮れた時間に仕事にへと出掛けて行った。
俺は今、自宅近くのコンビニで深夜アルバイトをしている。
やっぱり就職っていうのはさ、しっかりとした目的意識を持ってするモンなんだよね。
どこでも良いから就職したい。
そんな半端な考えじゃ、社会人なんて勤まるはずがないんだよ。
俺は一年経たずして会社を辞めた。
きっと社会というものを完全に舐めきっていた罰なんだろうね。
でもそこに後悔は無かったんだ。
先にも言ったけど、俺は孤独に逃げたかったから。だからむしろ真っ当な社会人なんて、俺の方から願い下げだったんだよね。
けど家で一人じっとしているだけじゃ、胸に抱き続ける不快感に苛まれてしまう。
だから俺はあえて人との関わりが少なそうに思えたコンビニでの深夜バイトを始めたんだ。
そして何一つ変化の無い毎日を淡々と生き続けている。
世間的には俺の様な立場の人間をフリーターっていう就労形態で呼ぶんだろう。
ただ俺はそんな肩書きに良い印象を抱いたことがない。
勝手なイメージだけど、人生を無駄に生きている。そんな連中を都合良く一括りにして指し示すのが、フリーターっていう言葉なんじゃないかって思ってるから。
でも矛盾した事に今の自分の身の丈には、それが妙に丁度良い塩梅に感じられるんだよ。
食っていくだけなら困りはしないし、生きていく為の最低限の稼ぎくらいは補えている。
それでいて責任や覚悟っていう大人が所持するべき意志から距離を置くことが出来るんだからね。
だから俺は今の生活にこれと言って不満は感じていなかったんだ。
