遊園地なんて小さい頃、確か小学生の頃。






親同士が仲が良くて、澪菜とあそびにきた覚えがあった。






それくらいのものだった。





ー……







駅で待ち合わせをした俺たち4人は、当然のことながら家が隣同士の俺と澪菜、美春と裕大のペアで落ち合った。






駅からバスで30分程度の距離にある遊園地は、昔よりも大分発展していてまるで小さいデ〇ズニーランドのようだった。








「わぁー!!!懐かしいー!ね!想太」







そんな事を言って澪菜は小さい子供のようにはしゃぎ始める。







「あぁ。でも、結構変わったな」







周りを見渡しながらそう話す俺のシャツの袖を、美春が軽く掴んだ。