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『ねぇ、想ちゃん』









先週、放課後の帰り道。







なにやら悩んだ様子の美春が、それを打ち明け始めた。







『ん?どした?』







『私ね、文化祭の実行委員になったんだけど、クラスの出し物が中々決まらなくて…どうしたらいいかな?』







そんな風に上目遣いで聞かれ、ちょっと顔が赤くなってしまう俺。








そしていつの間にか美春は俺のことを









「想ちゃん」










そう呼ぶようになっていた。







それもまたなんだか愛らしい。









『え、えっと…んー……あっ、そういや過去の文化祭の資料とか図書室にあったような気がする。行ってみたらどうだ?』









そんな提案を俺はして丁度いつもの駅に着く。






それからまた俺達はいつものようにそこで別れた。







そして今日。








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放課後ちょっと図書室行ってきます!


想ちゃんも、祐ちゃんと機材運ぶの頑張ってね!

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そんなLI○Eが入っていた。