「…そう、わたし昨日、赤信号無視して自殺しようとしたんです」 「自殺?え、琴美ちゃんがなんでまた」 「毎日同じことの繰り返しだし、クラスではいるかいないのか分からない存在で、勉強にはついてけないし、友達はいないし…だから死にたかったんです」 わたしはこんなことまで話していいのか迷ったが、一倫が大航の兄だということもあって 思い切って打ち明けたのだった