「前髪掻き分けてみたら、…けっこうかわいいじゃん」
「…かわいい?冗談でしょ。からかうのもいいかげんにして下さいっ。わたしのことはほっといて」
そう言って彼の前から立ち去ろうとするとなんなく遮断された
「ほっとけないよ。ほっとけないから助けたんだ。俺もさ、死にたいくらい愛に飢えてんだ。死にたくなるほど俺に夢中になってよ?…どうせ死ぬなら今じゃなくてもいいだろってこと、俺が植村を愛で殺してやるよ」
「何わけ分かんないこと言って…、でもそれで確実に死ねるなら」
「そうそう、植村の全てを捧げてよ」
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