「先輩、どうしたんですか」 わたしは慌てて息を切らしながら一倫のもとへやって来た 「なに、その格好。俺を誘ってんの」 「馬鹿なこと言わないでください、慌てて飛び出して来たから」 パープルのフリルの着いた無地のキャミソールにクリーム色の花柄の短パンの姿で、 手にはピンクのカーディガンを持って家から飛び出してきたのだ 「夕飯を作っている母にはコンビニに行って来るって言って出てきたんです。近くの公園まで行きますか?」