その時の彼はまさに救世主だった 同じ人間とは考えられない思考でなによりも目には見えないオーラが眩しくて今を謳歌しているように思えた かっこいい… 睫毛にかかる長い髪の毛の隙間からハンサムな顔が見えた 「助けてくれて、ありがとう…」 「まぢで死のうとしたのか?」 わたしは大きく頷いた。 「バッカだなぁ。そんなに死にたいならさ、死ぬくらい俺を愛してよ」 それが大航と付き合うきっかけになるとはこの時のわたしは夢にも思わなかった