「琴美ちゃん、もうどうにかして帰りたい…」 今にも泣いてしまいそうな克典の両手には山のような手紙がしっかりと握られていた 「しっかりして、先輩!一通落ちましたよ」 わたしは克典のカバンに入れた 「授業はこれからですよ、さぁがんばって」 「キツいなぁ、琴美ちゃんは…」