医師がやってきて、わたしは簡単な検査をすると異常なしと判断され、翌日には退院となった 二学期には間に合うように登校ができる そんな中でCDは発売されテレビをつければCMで流れ ラジオをつければステレオから流れてくるのだった いつか劣化してしまうものをこんな形にできたのはめったにない経験である 街を歩けば流れてくるメロディーが自分の歌声だと気付く頃には 二学期も半ばを過ぎていた