「やってしまったことはもうどうでもいいよ、それよりもふたりは幸せになってラブラブ振りをわたしに見せ付けるくらいになってね」 「琴美ちゃん…」 「分かったわ、約束してあげるよ」 そう言ってまい子は小指を出した 口は笑っていても目は真剣だった 「上から目線ね、」 ゆりえは呟く わたしも小指を出した 「わたしは今よりもっと強くなって死にたいって思ってた自分を受け入れることが出来るようになるよ」 小指と小指が交わって絡んだ