「これだけじゃあ思い出せないよね、僕たち本当に仲良かったんだよ?」 そう言って私の上にまたがった 長い髪を撫でながらアイスクリームのように甘い吐息が耳たぶにふりかかる 「僕の気持ち、まだわかってくれてないんだろ?」 「…ごめんなさい」 「早く思い出してよ。僕もう我慢できないみたい」 パジャマのボタンをゆっくりと丁寧に外していく 「琴美、お前ら何してんだ?」