「そんなわけありません、布団をかけてくれれば充分です」 「…じゃあ俺だけかな?こんなにも琴美がエロく感じるのは」 髪を丁寧にゆっくり撫でながら呟いた 「琴美をめちゃくちゃにして俺じゃなきゃ生きていけないってくらいにしてやりたいのに…それは俺じゃないんだよね」 暗闇の中で一倫が悲しく微笑んで一粒の涙が頬を伝ったのは気のせいだろうか