「たい君、おはよっ!」 家を出てから朝一番に会う人なんだからと意気込んで、気持ち良く元気なあいさつをしたつもりだった 「おは……………!」 大航はわたしをみるやいなや口元を押さえて黙ってしまった 「おは、おはよう」 くぐもったあいさつ 「あの、このヘアアレンジお兄ちゃんにしてもらったんだけど、どうかな?」 「ぁあ、うん、かわいいよ」