@@. 「見られちゃったんじゃしょうがないな、ねぇ琴美ちゃん」 「…えぇ?」 わたしはグラスをまい子に渡した 「俺たち、一学期のはじめ頃からこんな感じで付き合ってたんだよな?」 最後の野菜スティックをかじりながらわたしに投げかける 「本当か、…琴美?」 低くうねるような声がしたかと思うと キッチンの出入り口に大航がいたのだった