「あーーハラ減った」 わたしは時計を見る まだ四時すぎである 晩ご飯を作るのもいいかもしれないが少し早すぎる 「りん先輩は野菜の好き嫌いがありますか?」 「んーとパプリカが苦手。ピーマンのくせに甘いから苦手なんだ」 「そうなんですか?ちょっと面白いですね。ふつーピーマンのあの苦味が嫌いっていう人が多い気がしますけど」 わたしは人参ときゅうりとセロリを使って野菜スティックをまず作ろうとした それは一倫が小腹をすかせているからだ