@. 「お願い、もう許して…」 抵抗するとボートは転覆してしまう だからわたしは仕方なく一倫に付き合っていたのだ 「やだ、やめない。これからがいいとこじゃんか」 目ざとく、太ももに手がしのびよると船が小刻みに揺れる 「じっとしとかなくちゃ、溺れちゃうよ?」 そんな時、 トゥルルル…… 携帯の呼び鈴が鳴り響く