しかし時計台に辿り着いても誰もいない すると突然目隠しされた 「えっ!?ちょっと誰?たい君?」 わたしは手を振りほどこうとしたが、なかなか目もとから手がはずれず相手が誰なのか分からない 「…悪かったな大航じゃなくて」 その声は一倫(かずのり)の声だった 「え?りん先輩?」 後ろから抱き締められて首筋に息を吹きかけられる