「いいえ、わたしふたりのお役にたてたかな?」 「もちろんだよ!」 わたしは顔に浴びせられた飲料水を揺木谷まい子から受け取ったハンカチで拭いた 「本当に助かったよ、ありがとね」 「いいえ、また何かあったら言って。いつでも相談にのるよ?わたしのことまい子って呼んで、宜しくね」 まい子は始終笑顔でわたしたちに接していた 女の子らしくて優しくてそんな彼女に助けてもらえたなんてわたしは天にも昇る思いだった