「いいから、早く布団に入れ」
そう言われて咄嗟に布団に潜り込む
布団の膨らみは大航がいた証だった
通りで様子がおかしいと思ったのだ
「どうしてこんなところへ?見つかったら先生に怒られるよ」
「…それよりも、昨日からお前態度がおかしすぎじゃん」
「…それは……、ごめんなさい」
わたしの目からは涙が溢れてきた
「わたし、たい君のこと誤解してたの」
「誤解?」
「……そう、桑原さんってたい君の義理の妹でしょ?その妹を妊娠させたってりん先輩から聞いて…」
「は…?なんだ、それ」
「たい君に確かめるのが怖くて聞けなかったの!だから…ごめんなさい」


