空竜寺 影也(くうりゅうじ かげや)高校1年生
6月14日生まれのA型
特技は特に無くてまぁ読書が好きかな
桜ヶ丘第二高等学校の生活にもだいぶ慣れてきて普通に充実した生活を送っています僕の家はご存じの通り金持ちっていうか父が社長で不自由な生活はしていない
が一般民の友達と遊ぶのが一番楽で好きだ
金持ちは気を使うし疲れるから
最近仲良くしてるのは
幼なじみ第一号
僕の一番の理解者 上野 壱彦
落ち着いてて波長が合う
幼なじみ第二号
おてんば天然娘 壱彦の双子の妹 上野 唯
ドジでわがままで一緒にいると調子が狂う
あと、高校で知り合った 優男 久田 優
入学式に声をかけられたのだがあいつの性格はいまいち分からない

まぁこんなやつらと毎日楽しく(?)学校生活を送っていた




4人で遊んでから数日がたったある日のこと
昼休みの時壱彦と優が売店でご飯を買いに行ってる間に唯を呼びにA組へと向かった

あれ?唯いないのか?

教室には唯の姿がなかった

「上野 唯見なかったか?」

近くに座っていた女の子に聞いてみた

「え!えと!上野さんなら○○ちゃんに連れていかれたよ?」

「ありがとう!」

僕は嫌な予感がして走り出した

怒鳴り声が聞こえていってみると唯が女子の集団に囲まれていた
近付くと何やら真ん中の女が手を挙げていた

僕は無意識に走りより


「いい加減にしろよ」


女子の腕を掴んでいた
女子は驚いた顔をして固まっていた
その隙に僕は唯の手を引き走った

「影也くん!痛い!痛いよ!」

後ろで泣きそうな唯の声が聞こえた

「あ、ごめん」

少し強い力で握りすぎたようだ
ふと唯の顔を見ると頬に涙が流れていた
正直驚いた

「いくら仲良くても女の子は男の子といちゃダメなのかな?仲良くしちゃダメなのかな?
一緒にいるだけでみんなの迷惑になっちゃうの?
昔みたいに影也くんとか壱彦と一緒にいちゃダメなの?
大切な人と楽しく過ごしちゃダメなの?」

唯がボロボロと涙を流しながらそう呟いた

僕はよくわからず頭をなでることしか出来なかった

何も言えなかった