(はぁ〜。今日もひろ君はかっこいいなぁ〜)
今日も、隣のクラスの廊下にいるひろ君をみながら、心の中で、つぶやく私。
ひろ君は今、友達と喋っている。その時見せる笑顔が、たまらなく無邪気でかわいい。
ドキッ
ひろ君がこっちをみた。
私は、バッと首を横に向けて、目をそらした。
だって、はずかしいんだもん。
ドキドキ...
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
あ、チャイムがなっちゃった。
次は、科学だ。
移動だ。
あ、ひろ君が教室にはいっちゃった。
ひろ君とは、違うクラスだ。
2クラスあって、別々になっちゃった。
はぁ・・・。
そんなことを考えていたら、
「おーい」
と、後ろで誰かが呼ぶ声。
振り向くと、私の友達、のかちゃんがいた。
「のかちゃん!」
「かなちゃん、一緒にいこーよ!」
「いいよ。でも、めいちゃんもね。」
「うん!」
そして、めいちゃんがトイレから出てきて、私達は、理科室に移動をしに歩き出した。