人間嫌いの小説家の嘘と本当


私はクローゼットから、赤色のツイードカラースカートを取り、それに白のトータルネックのニットを合わせた。

可笑しくないか鏡の前で確認して、コートを手に部屋を出る。
すると侑李が待ち構えたかのように、両腕を組んでドアの前で待っていた。



「お待たせ」

「ん。行くか」



私は自然の流れで、彼の腕を組んで歩き出す。
そして私たちは雑誌に掲載されていた場所で、チャペルなど気になったところに連絡をし、今日見せてもらえると回答をくれたところに向かった。



「いらっしゃいませ」



快く出迎えてくれた女性スタッフ。

いくつかの式場を巡り、ココが三か所目。
意外と、雑誌で見るより多くの式場がNightWeddingをしているのだと気が付いた。

やっぱり“百聞は一見に如かず”って言うのは本当の事だなと、連れて来てくれた侑李に感謝する。

冬になり日の入りの時間が早いせいか、まだ夕方の五時なのに辺りは既に暗くなっていた。