ワクワクしながら歩く桜の下道







短いスカートにピンクのセーター

入学式だからブレザー着て

髪はロングで少し巻いてみた

生まれつきのちょっと染まった茶髪

私の名前は 佐々木 美桜

今日から高校生






残念ながら同じ高校になった奴

この隣に居るバカ










「何見てんだよ ? こけんぞおー」









俺は 岡崎 翔太

ネックレスして新しい制服だが

怠い感じの制服着こなし

髪ってま美桜よりかすげぇ茶髪

髪は盛ってる








で!

親が女の子はひとりじゃ危ないって

うっせーからコイツと登校中










「 桜綺麗だってみて ほら
わぁ゛イテッ」










「 イッてぇ ..何すんだよ 」








つまずいて翔太に支えられたみたい







「 悪いってば 」







「 てか わぁ゛って女じゃねーな 」








「 はぁー?? 」








なんて喧嘩してると学校が見えてきた








「 あーうっさいうっさい 」








「 うっさいのはそっちじゃん 」








朝から喧嘩してたら周りから

すごい視線を感じる ..








いや私等の髪型といい制服

が悪いんじゃない?








入学式そうそう派手で来る奴は

そんなに居ないしね








「 もう!教室行くよ ? はやく 」








高校になってもまたコイツと

同じクラスになってしまった








「 あ、ここの席だあ!
ゲェッ .. 」








「 ヲマ ..隣の席かよ ? 」








「 最悪 .. 」








「 こっちのセリフだかんな !! 」








翔太は窓側の一番後ろの席

私は翔太の隣









「 チッ 」


舌打ちして寝てしまった翔太

ま この喧嘩はいつも通り 笑








そのうち入学式も終わった








「 翔太ー!起きろ馬鹿馬鹿 」








「 んぅ゛ー、 」








昔から学校で寝ると起きないし





寝起きの怖さは半端ないから





翔太のママですら嫌になるらしい





けどワタシは気にしてない






「 馬鹿翔太もうみんな帰ったよ
帰ろ ?? ねぇ .. 」








「 ぅ゛‥うっせぇ …… 」









翔太のスヤスヤ寝る顔





こうやって翔太の髪型触るの





好きなんだ .. 茶髪で輝いてる





手からぬけてサラサラする。








「 ほんと昔っから綺麗 .. 」








「 どうも 」








「 わぁあ、起きてたの ? 」








恥ずッ ..いつもはほんと翔太が





爆睡のときに触ってるから驚いた








「 へぇー 昔から ? あそ」








「 お、起きてるんだったら言ってよ !! 帰るよ 」








翔太のばか