「ねぇ、さゆみ…
彼氏だったら、普通の人の方が良くない?
たとえば、コンパとかで…」
「あんた、本気でそんなこと言ってんの?」
「えっ…?」
さゆみの表情が険しい。
私、なにか怒らせるようなこと言ったかな?
「あんた、そんないいかげんな気持ちで彼らのライブを見てるの?」
「え…いいかげん…って…」
「一生懸命歌ったり演奏してる彼らを見て、感動で胸がいっぱいになったことはないの?
心の中にあったいやなものや暗いものが、吹っ飛んでいくような感覚を感じたことないの?」
わかる…わかるよ、その気持ち。
私もそんな風に思ったことある。
特に、昨日見た久々のシュバルツのライブは、まさにそんな感じだった。
「うん…あるよ。」
「だよね?じゃあ、なんで、普通の人が良いなんて言うのよ。」
「だ、だって…バンドやってる人は、そりゃあ素敵だけど…
ライバルが多すぎるじゃない。」
「なに?ライバルが多いから、本当に好きな人を諦めてほどほどのところで手を打とうっていうこと?」
「そ、そうじゃないよ!
その…つまり……そう!たとえば、ものすごく気に入ったバッグがあったとしても、それが何十万もするんじゃ手が届かないじゃない。
だから、自分のお小遣いで買える範囲の可愛いバッグを選ぶのは普通のことじゃない?」
うん、良い事言った。
私はそう思ったけど、さゆみの眉毛はさらに吊り上がった。
彼氏だったら、普通の人の方が良くない?
たとえば、コンパとかで…」
「あんた、本気でそんなこと言ってんの?」
「えっ…?」
さゆみの表情が険しい。
私、なにか怒らせるようなこと言ったかな?
「あんた、そんないいかげんな気持ちで彼らのライブを見てるの?」
「え…いいかげん…って…」
「一生懸命歌ったり演奏してる彼らを見て、感動で胸がいっぱいになったことはないの?
心の中にあったいやなものや暗いものが、吹っ飛んでいくような感覚を感じたことないの?」
わかる…わかるよ、その気持ち。
私もそんな風に思ったことある。
特に、昨日見た久々のシュバルツのライブは、まさにそんな感じだった。
「うん…あるよ。」
「だよね?じゃあ、なんで、普通の人が良いなんて言うのよ。」
「だ、だって…バンドやってる人は、そりゃあ素敵だけど…
ライバルが多すぎるじゃない。」
「なに?ライバルが多いから、本当に好きな人を諦めてほどほどのところで手を打とうっていうこと?」
「そ、そうじゃないよ!
その…つまり……そう!たとえば、ものすごく気に入ったバッグがあったとしても、それが何十万もするんじゃ手が届かないじゃない。
だから、自分のお小遣いで買える範囲の可愛いバッグを選ぶのは普通のことじゃない?」
うん、良い事言った。
私はそう思ったけど、さゆみの眉毛はさらに吊り上がった。



