(……知り合い?)
何かよくわからないけど、その言葉に違和感みたいなものを感じた。
ジュカさん…彼女さんがいるんだ…って、そんなの当り前だよね。
バンドの人は格好良いから女の子なんて選り取り見取りなんだし、彼女さんがいない方がおかしいよね。
(…ってことは、もしかして、『知り合い』っていうのはリクさんの彼女さん!?)
「……知り合いの方って…どんな人ですか?」
さゆみがそんなことを聞いたのは、私と同じことを想像したから…?
「どんなって…ごく普通のおばさんだよ。
近所の人。」
リクさんは言いにくそうにそう言った。
なんとなく嘘っぽい気がした。
だって…CLOWNの衣装はセンスが良いし…普通のおばさんが思い付くデザインじゃない。
あ、でも、デザインはメンバーが考えて、それを縫ってもらうだけなら…
それでも、何か違う気がした。
それは根拠のないただのカンだけど…
今までのライブでも、ごく普通のおばさんが見に来てた記憶はないし。
って、まぁ、私は数える程しかCLOWNのライブには行ってないし、前の方にいたから後ろはあまり見てないけど…
でも、やっぱり彼女さんなのかな?
お弁当の件もあるし…
そう思ったら、なぜだか心がざわざわした。
なんともいえない落ち着かない気持ちが広がる…
(なんでだろう…?)
あ、そうか…
さゆみのことがあるから…
リクさんはさゆみのあの告白についてもスルーだったし、気にしてる素振りさえない。
だけど、私はさゆみの気持ちを知ってるし、うまくいってほしいって思ってた。
そうだよ…きっと、そのせいだね。
ちらっと見たさゆみは、ペンを握ったまま、リクさんをみつめてた。
さゆみも私と同じことを考えたとしたら…辛いだろうな。
「あ、あの…新しい衣装はどんな感じなんですか?」
「え?まだナイショ~
でも、なかなか格好ええやつやで。」
キースさんは親指を立てて片目を瞑る。
「そうなんですか、楽しみです。
あ…そうだ。もしも、さっきの人が私達が衣装を作ってるって誰かに言って…
そのことが本当に衣装を作ってる人の耳に入ったらまずいんじゃないですか?」
「それなら心配ない。
その人はライブには来ないから…」
「どうして来ないんですか?
衣装を作った人なら、気になって見たくなるんじゃないですか?」
「……俺達の音楽には興味ないらしいから。
その…バイト感覚でやってくれてるだけだから。」
リクさんは私達とは視線を合わせず、まるで他人事のようにそう言った。
何かよくわからないけど、その言葉に違和感みたいなものを感じた。
ジュカさん…彼女さんがいるんだ…って、そんなの当り前だよね。
バンドの人は格好良いから女の子なんて選り取り見取りなんだし、彼女さんがいない方がおかしいよね。
(…ってことは、もしかして、『知り合い』っていうのはリクさんの彼女さん!?)
「……知り合いの方って…どんな人ですか?」
さゆみがそんなことを聞いたのは、私と同じことを想像したから…?
「どんなって…ごく普通のおばさんだよ。
近所の人。」
リクさんは言いにくそうにそう言った。
なんとなく嘘っぽい気がした。
だって…CLOWNの衣装はセンスが良いし…普通のおばさんが思い付くデザインじゃない。
あ、でも、デザインはメンバーが考えて、それを縫ってもらうだけなら…
それでも、何か違う気がした。
それは根拠のないただのカンだけど…
今までのライブでも、ごく普通のおばさんが見に来てた記憶はないし。
って、まぁ、私は数える程しかCLOWNのライブには行ってないし、前の方にいたから後ろはあまり見てないけど…
でも、やっぱり彼女さんなのかな?
お弁当の件もあるし…
そう思ったら、なぜだか心がざわざわした。
なんともいえない落ち着かない気持ちが広がる…
(なんでだろう…?)
あ、そうか…
さゆみのことがあるから…
リクさんはさゆみのあの告白についてもスルーだったし、気にしてる素振りさえない。
だけど、私はさゆみの気持ちを知ってるし、うまくいってほしいって思ってた。
そうだよ…きっと、そのせいだね。
ちらっと見たさゆみは、ペンを握ったまま、リクさんをみつめてた。
さゆみも私と同じことを考えたとしたら…辛いだろうな。
「あ、あの…新しい衣装はどんな感じなんですか?」
「え?まだナイショ~
でも、なかなか格好ええやつやで。」
キースさんは親指を立てて片目を瞑る。
「そうなんですか、楽しみです。
あ…そうだ。もしも、さっきの人が私達が衣装を作ってるって誰かに言って…
そのことが本当に衣装を作ってる人の耳に入ったらまずいんじゃないですか?」
「それなら心配ない。
その人はライブには来ないから…」
「どうして来ないんですか?
衣装を作った人なら、気になって見たくなるんじゃないですか?」
「……俺達の音楽には興味ないらしいから。
その…バイト感覚でやってくれてるだけだから。」
リクさんは私達とは視線を合わせず、まるで他人事のようにそう言った。



