愛しのカレはV(ヴィジュアル)系





「すぐ近くみたいだね。」

「そうだね。」

出口に置いてあった地図を見ると、打ち上げのお店は本当にすぐ近くみたいだった。



「ちょっと、あんた達…」

地図を見てる時、後ろから声をかけられ、私達は振り向いた。
そこにいたのは、三人の女の子達。



「何?」

「あんた達、まさか打ち上げに行くつもりじゃないよね?」



(どういうこと??)



「行くけど、それが何?」

混乱する私とは違って、さゆみは強気で返事をする。



「私、見たのよ。
あんた達、さっき、キースとリクにプレ…」

「なになに?僕のこと話してる?」

急に現れたのはキースさんだった。



「あ、あの……」

今まで強気で話してた女の子は、キースさんを見て慌てて口ごもる。



「僕がどないかした?」

「な、なんでもありません!」

女の子達は走ってどこかへ去って行った。



「キースさん、どうもありがとうございます。実は今…」

キースさんは深く頷いた。



「だいたいのことはわかってる。
怖いな。
ま、あんまり気にせんときや。」

「はい、どうもありがとうございます。」

「二人も打ち上げ行くんやろ?」

「はい!」

「僕らも行くから、また後でな!」

「はい!」