愛しのカレはV(ヴィジュアル)系





「返事、来た?」

私は俯いたままで首を振る。



「ごめん…きっと、私の文面が悪かったんだね。」

「ううん、そうじゃないよ。私が浮かれてただけ。
……ね、さゆみ…お昼は学食じゃなくて何かおいしいもの食べようよ。
私が奢るから。」

「いいよ、私が奢る。
私の文面が悪かったんだから。」

その時、LINEの着信を知らせる音がした。



「キースさんじゃない!?」

「ま、まさか…」



慌てて開いてみると、届いていたのは、ゲームのお知らせだった。
だよね…私って本当に諦めが悪いよね…馬鹿みたい。



「どうだった?」

私は画面をさゆみに見せた。
さゆみは、ひどくがっかりしたような…そして、済まなさそうな顔をする。
私に気を遣ってるのが感じられて、余計に辛くなって来た。



「さ、早く何か食べに行こうよ!」

空元気を出して私はそう言うと、こっそりとスマホの電源を切った。
これ以上、落ち込みたくなかったから…