愛しのカレはV(ヴィジュアル)系

「でも、このヒント、絶対連絡先だと思うんだよね。」

「じゃあ、やっぱりメアド?
あ…もしかして、LINE?」

「あ…!そっか!今だったらメアドよりLINEの可能性の方が強いよね!」

「そうだよね!」

なんだか大発見をしたような気分になって、声が弾んだ。



でも、そんな気持ちもしばらくするとまた沈んだ。
さゆみが検索してくれたけど、そのIDはみつからなかった。



「LINEでもないか…」

「でも、連絡先っていったらメアドかLINEじゃない?
ってことは、そもそも連絡先じゃないのかも…」

「じゃあ、連絡先じゃなくて何だっていうの?」

「え…それは……」

「いい?キースさんは本当はあんたの連絡先を聞きたかったけど、ファンとメンバー、しかも、出会ったばかりだから、ちょっと遠慮したんだよ。
でもやっぱりあんたと連絡は取りたい…だから、あんたがこの謎を解いてくれることを願いながら、キースさんは伝えたんだよ。」

「え……」

さゆみ、それはちょっと飛躍しすぎなんじゃ…
でも、確かにさゆみの言うことは論理的だ。
しかも、自信満々で話すから、本当にそうかも…って思えてしまう。

だけど、悲しいかな…私はそれほど頭が切れない。
悔しいけど、キースさんの伝えようとすることが全然わからないよ…!