「美桜ちゃんって


なんか変わってるね!」


「そ、そうかな?」


お人好しなところが好きって


ダメなのかな…。


「美月ちゃんは、好きな人いないの?」



「美月の周りは、みんな子供だから。


好きな人なんていないよ」



小4とは、思えない発言…。

やっぱり、今どきの小学生は違うなー。


「美月、もう寝る!

おやすみ、美桜ちゃん!」


「うん、おやすみ」


電気を消して

あたしも、寝ようと寝転がった。


「ねぇ。美桜ちゃん」


「ん?どうしたの?」



もう寝たと、思っていた

美月ちゃんに、話しかけられた。


でも、あたしに背中を見せている。