「あ、美桜ー!」
駅について、あたしの名前を呼ぶのは
幼なじみで、親友の
上原瑠莉。(ウエハラルリ)
「おっはよ、瑠莉!」
あたしは、瑠莉のところに
走っていって
ハイタッチをした。
「じゃ、俺は先行くな。
気をつけろよ」
あたしの頭を、ポンポンとして
お兄ちゃんは、友達のところへ
走っていった。
「いいねー、あんなイケメンな
お兄ちゃんがいてさ~」
「まぁ。自慢のお兄ちゃんですから!
って、瑠莉のお兄ちゃんも
イケメンじゃん!」
「まぁそれなりにかっこいいけどさ。
蓮叶くんには、かなわないって!」

