大好きなキミへ。


あたしは、なにもされなくて。


宙人だけ、好奇の目に晒された。



そんな宙人の姿を見て
あたしは、なにもできなかった。


その数日後。


顧問に、先輩達が呼び出された。


詳しくは、しらないけど


内容は、宙人のこと。


先生達の耳に入るまで、噂が大きくなって
たことに


あたしは全然気づかなかった。


と、思っていたあたしの考えは違ってた。


透也くんと青山くん。

それに、小林くん、永井くん。



この4人が、宙人のために


動いてくれてたらしくて。


先輩達は、強制で退部させられた。


その話を、聞いた時。


あたしは、自分を責めた。


宙人のために、怖くてなにもできなかったこと。


あたしのせいなのに…。


でも、宙人は


あたしのせいじゃないって


何度も、言ってくれた。