「なんとか言えよ、このクソ女!」
ドン!
あたしは、肩を押されて、倒れた。
「いった…」
肘を、ついちゃったから
血が、出てきてる。
「お前ら、なにやってんだよ」
すごく怒ったような低い声で
先輩達を、睨むのは…。
「亮平…。なんで…?」
瑠莉のお兄ちゃんの亮平くんだった。
「なんでって、聞く前に
まず、美桜に言うことあんだろ?
大丈夫か?」
亮平くんは、あたしに近づき
手を差し伸べて、立たせてくれた。
「し、しらないわよ!
その女が、いけないんだからね!」
そう言って、先輩達は
走っていってしまった。
「怪我してんな。
保健室行くぞ?」
「なんで、ここに…?」
ここに、いるのは
あたし達、以外しらないはず。
ここは、滅多に人が来ないし
絶対わからないと思う。
「猫が、いて追いかけてたんだよ。
そしたら、見つけてさ。
ごめんな。もうちょい早く来れば
怪我しなくてすんだのに…」
「亮平くんは、なにも悪くないよ!
あと…。お兄ちゃんには言わないで…」

