「ねぇ。吉岡さん。
ちょっといい?」
「え?あ、はい…」
今、舞と凜果と
日陰にいたら、派手な女の3年の先輩に
呼ばれた。
「美桜、大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫!」
舞たちが、心配してくれてるのもわかる。
だって、絶対なにかされるもん。
でも、舞たちまで
そんな危ない目に
合わすわけにはいかない。
だから、あたしは1人で
先輩達に、ついて行った。
あたしの出る競技は
あとは、最後の選抜リレーだけだし
時間的には、問題ないか。
そして、連れてこられたのは
校舎の裏。
人が、滅多に来ないこの場所は
誰かを、呼び出すには最適な場所。
「あんたさ、まじでなんなの?
宙人くんと付き合ってくせに
葉太にまで
ちょっかい出してんじゃねーよ!」
リーダー格みたいな女の人が
すごく怒ってる。
いや、どちらかといえば
あたしは
ちょっかい出されてる側なんだけど…。

