大好きなキミへ。


「ないない。絶対ない!

あたしには、宙人がいるもん!」

あたしは、断固拒否だよ。


そのとき、チャイムがなり

席について、先生が入ってきた。

「えっと、今日は
体育祭のことを、決めます」

あ、そっか。もう体育祭あるんだった。

あたし、楽なのがいいなー。

「学級委員、前に」

先生の言葉で、学級委員が
前に立ち、種目を決め始めた。

「もう出たくない~」

凜果が、めっちゃ落ち込んでる。

その理由は、クラス対抗の選抜リレーの
選手に、選ばれちゃったから。

「いいじゃん!リレー楽しいし!」

ちなみに、あたしも。

どうせ陸上部のことが、やるんだろうな
って、思ってたけど

思いのほか、陸上が2人しかいなくって。

だから、陸上部以外で
速い人を、選ぶことになって

あたしと、凜果になった。