「なにあの人。
無駄にテンション高いし。
あたし、絶対無理」
瑠莉は、ああいうタイプ苦手だよね。
って、言っても
好きなタイプの人もいないと思うけど…。
「とりあえず、あたし達も
早く教室行こ?」
「うん。そうだね」
あたし達は、教室に行った。
「あ、美桜!おはよ!」
教室に、着くと凜果と舞が
先に来ていた。
「おはよ!」
「今日の朝、葉太先輩に
話しかけられてたんだって?」
やっぱり。見られてたよね。
「葉太先輩、絶対美桜のこと
狙ってるって。
あの先輩が、あんなに自分から
アピールしてるの
見たことないし」
凜果の言葉に、舞が隣で
うんうん、と頷く。
「付き合っちゃえば?」
凜果が、笑いながら言った。

