そして、宙人から離れて
袖で、涙を拭き
顔を上げた。
「お昼。一緒に食べよう!」
あたしは、真っ赤目でニコッと笑った。
そしたら、宙人が
あたしに、抱きついた。
「俺、多分。
美桜が、いなくなったら
生きていけない」
いきなり、そんなことを言い始めた。
「いなくならないから
安心して?」
「美桜。まじいいやつ!」
宙人は、抱きしめる強さを強めた。
なんか、今日の宙人、変だな。
「宙人?なんか、今日変だよ?」
「べつに、そんなことねーよ?」
「うそ。絶対なんか隠してるでしょ」
いつもの宙人なら
こんな、甘いことは言わない。
絶対、なんかあったんだ。
「やっぱ、美桜には隠せねーな」
宙人は、あたしから離れて
浜辺に、座った。
「今日さ、聞いちゃったんだよ」
「なにを?」
「美桜のクラスの学級委員のやつ
いるだろ?」
「あ、うん」

