「美桜ー、透也ー、帰ろー」 ドアのところに、瑠莉と宙人が来た。 「ねぇ。あの高木くんの隣の子 すっごい美人じゃない?」 「ね。それ、私も思った」 瑠莉のことかな。 「瑠莉はね、あたしの親友! あと、藤波透也くんの彼女!」 「あぁー、藤波くんと 付き合ってるっぽい雰囲気するー」 それって、どんな雰囲気だろう。 「美桜ー?」 「あ、あたし帰るね! 二人とも、また明日!」 「うん、バイバイ!」 あたしは、2人に手を振って 瑠莉たちのところまで、走った。