大好きなキミへ。


「あ、あたしは

吉岡美桜。


あたしも、美桜って呼び捨てで!」




「なんか、美桜っていいね!」




「え?」




凜果が、いきなり変なことを
言い始めた。




「だって、あんなにイケメンな彼氏が

いて、自分もこんなにかわいいのに

気取ってないし、ちょーしにのってもないし!」




「あぁー、それわかる!」




二人の話によると



宙人みたいなかっこいい彼氏がいる人は



だいたいが、ちょーしに



のってるらしい。




そのとき



「おーい、席座れー」



担任の先生らしき人が入ってきた。



「じゃ、あたし達戻るね!」



舞と、凜果は

それぞれの席に戻っていった。