大好きなキミへ。


あたしは、首を横に振った。


そっか。


柚希ちゃんが宙人に連絡してくれたんだ…。



「瑠莉!あたし、ちょっと行ってくる!」



「え?あ、うん。


あんまり無理しないようにねー!」



あたしは、瑠莉の言葉に頷き


走った。



ガラガラ。


「美桜…」


「宙人!」



病室には


宙人と柚希ちゃんがが一緒にいた。



「もういいよ。宙人。


私は、1人で大丈夫だから。


その子のところに、戻ってあげて」