「宙人は、幸せそうにしてる!
いつも笑ってくれてる!」
「それは、作り笑いでしょ?」
「ち、違う!
ほんとに、笑ってくれてる!」
「無理やり、宙人を隣りおいて
あなたは、それで満足なの?」
「あんたなんかになにがわかんの!
どうせ温かい家族がいて、友達がいて
大好きな彼氏がいて。
そんな幸せに暮らしてるやつに
あたしの気持ちなんてわかるわけないじゃん!
あたしなんて生まれてきちゃいけない存在だったんだから!」
「生まれてきちゃいけない存在なんていない。
必要とされてるから、生まれてこれたんだから」
「綺麗事言わないで!」
「生まれてきちゃいけなかったなんて
お母さんの顔みて言えるの?」

